病気を受け入れる五段階

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初めに言葉ありき

わからないことはとても不安になる。
それが実際に自分の身に起きてしまったら、大切な家族や恋人に起きてしまったなおさらだと思います。
知っているだけで対策は立てることができます。
本日はアメリカの精神科医 エリザベス・キューブラー・ロスが提唱した、「キューブラー・ロス」の五段階と自分の体験について書いていきいたいと思います。

主に次の段階に分かれいるとされています。
①否認→告知を信じられない状態
②怒り→告知に対して怒りを感じる状態
③取引→折り合いをつける状態
④抑うつ→落ち込む状態
⑤受容→事実として受け入れる状態

階段のように順番に来るのではなく5つの段階を行ったり来たりします。
治った今では受容できていますが当時は感情がついてこなかったです。
どこか他人事で「こんな心理状態まで分野として確立しているのだから医者はすごく勉強しているんだな」なんて感心していました。

否認

告知を信じられない状態です。
自分の場合は健康診断で早期発見で見つかりました。
当日は出勤も現場作業も問題なくできていたので???の何言っているの状態でした。
未だに手の込んだドッキリを仕掛けられていてカーテンの奥からプラカードを持ったテレビスタッフが出てくるのではと周りをキョロキョロしていました。
これは医療マニュアルなのかも知れませんが「家族か恋人はいますか?」とドラマのセリフを聞かされてマジでカメラを探したのを覚えています。

怒り

再検査も終わり即入院・即治療となりました。
白血病は読んで字の如く血液中の白血球が増えて赤い血液が白くなる病気だそうです。
「俺の血は赤いのに医師とは言え他人が何で勝手に決めてんだ。」と訳のわからない怒りがありました。
そこ頃になると家族や知人、友人もすごく心配してくれお見舞いにも来てくれました。
心配してくれるのはありがたいことなのだが当の本人はすごく振る舞いが難しかったです。
病人のように元気がないふりをすれば良いのか。それとも普通にしていれば良いのか。普通てなんだ?的な堂々巡り状態でした。
同じことを書きますが自覚症状は全くないのです。
「真剣に治療してくれる医師に対して怒るのも違うよな」
なんて考えながら過ごしていました。

取引

医師の説明では遺伝子の病気らしかったです。
遺伝子ってことは両親から受け継いだものでした。自分の両親は医療従事者です。病院で勤務していてその稼ぎで育ててもらいました。そんな親から謝れるのが本当に辛かった。あなた方が悪いのではないのに。別に親を恨んでいないのに、だけど謝られてなんて返せば良いんだ?これを受け入れたら治るんか?なんて考えていました。
この頃になるとどうしたらならなかったのかなと自問自答します。罪人が刑務所で懺悔するみたいな感じなのかな。と勝手に考えてみたりしました。タバコを吸わなければ、運動をしていれば、睡眠をとっていれば、でもこれはあまりよくありませんなぜなら次の抑うつにつながるからです。

抑うつ

この時が一番辛かったとです。
取引思考の行き着くところ、それは「生まれてこなければ」になるのです。原因を過去に遡った結果です。
薬で治療できると事前説明があっても癌の衝撃は凄まじいものがあります。すぐ隣に彼岸が見えるのです。
見えていないだけ認識できていないだけでそれは現実にあるもんだと触れることができる感覚でした。
結論から言うと短期間で抜けることができました。

受容

堂々巡りをずっとして考えるのに飽きてしまったのだと思います。
考えても現実は進むし実際生きている。将来はわからない。起きた出来事を正解にするだけ。あの時はこの言葉に行き着くことができました。
「しゃーねーな」多分これが腹落ちした時にともに歩める準備ができたんだと思います。

まとめ

まとまりのない文章になってしまいました。
終わりを意識できたことは振り返ってみると良い経験でした。
もし現段階で治療中の方やその近くにいる方は一つのケースだと思って読んでください。

あなたは大丈夫です。根拠はないけど確信はあります

ではまた………

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